退社後

春風亭昇太柳家花緑 二人会

オー!ジャパニーズ古典。
ミーハーですけど、じわじわ来ていた落語ですよ。以前、過去ネタその4 - 縞しま☆サンセットでも書きましたが花緑さんなんで行ってきたんです。昇太さんもタイガー&ドラゴンに出てたですし。正蔵こぶ平)はあんま興味ないけど。上方落語も一度は行ってみたいな。

さて、演目ですが

一、トーク(昇太・花緑

着物ではなく普段着?でのふたりおしゃべり、それだけでもおもしろい。昇太さんは、今日死ぬ気でやると宣言。さて、どうなりますやら。

一、元犬(緑太※花緑の弟子)

お寺の境内の白犬が人間になりたいってお願いしたら人間になって、それゆえ人間と犬の行動の違いのおかしみ。肝心の下げ(オチ)の意味がわからなかった。

一、宮戸川花緑

いつの世もかかあ天下な世の中。その尻にひかれる最初の一歩的お話。面白いけど途中を説明で終わらせ下げにいったので、何となく終わった印象。けど、古典はおもしろい。

ストレスの海(昇太)

奥さんが、ダンナさんの為にストレスを除こうとするがかえってそれがストレスに。気分転換に海に行くのだが…昇太さんの作品。なかなか毒が効いててブラックユーモアな作品。

一、仲入り(10分休憩)
一、ちりとてちん花緑

枕(本題に入る前のこんなことがありましてねぇ、○○といえばこの話も…みたいなの)のとき寄せとかでは朝から延々演目が続くので前の人とかぶらないように、その場で決めるそうだ。で、今日も決めてないらしく、その場で、じゃあ食べ物でもしましょうかと始まった。話はお世辞が上手な人には普通にご馳走を振る舞って、一言多い人に豆腐が腐ったものに唐辛子を混ぜたものを食べさせるもの。ウナギやお酒はとても美味しそうで、腐った豆腐は本当に不味そうで匂いまで漂ってきそうな演技。途中、拍手まで起きました。エクセレント!

愛宕山

さて、昇太さん1回目で薄いピンクの着物に黒い羽織を着ていたのですが、なにかおかしかったんですね。色のバランスとか雰囲気とか。そしたら、次に来たときピンクの着物にグレーの袴!そうだ、昇太さんは袴のイメージ。付き人さんが2つあるって言ってなかったので、着物を1着しか持ってきてなかたそうだ。で、前は花緑さんの羽織を借りたそうだ。どうりで変なはず。袴を着た昇太さんは、水を得た魚のように動き回り汗だくでした。多分、古典なのですが昇太さんが演るとダイナミックなのでした。


最後、幕が降りるとき昇太さんは死んだように倒れたのでございます。